酒造会社のDM

質問

当社は北陸で酒造所を長年続けています。
昔からの取り引き先も、ディスカウントスーパーの
進出を受けて数を減らし続けています。

当社の酒は飲みやすいが後味がしっかりした
フルーティーな味わいに仕上がっています。
お陰様で品評会でも選ばれました。
そのおかげもあり、産直販売所でも
販売していただいています。
この産直販売所の売り上げが増えてきました。
お客さんは関東からのカップルや家族連れがほとんどです。

そこで今回、産直販売所で名簿を残してくれた
お客さんに向けてDMを発送したいと考えています。
注意点や反応率を良くする方法があれば教えてください。

回答

なるほどですね。
しっかりしたお酒を造り続けてこられたのですね。
私事ですが
「飲みやすいが後味がしっかりしたフルーティーな味わい」
心惹かれる思いです。

これでしたら初めての方が飲んでも素晴らしいお酒と
感じてもらえるのではないでしょうか?
産直販売所で販売できていることは
大きな突破口になりましたね。
では、どのようにして、産直販売所で
お買い上げいただいた方にダイレクトメールを
出したらよいか考えてみましょう。

ここで一番大事なことは、
いかに購買欲求を起こしてもらえるかです。
そのために今回は3つのことに力を入れてみましょう。

一つ目は「写真にこだわる」です。
写真は実にたくさんのことを表現できます。
もし写真を言葉で説明しようとすると
大変な文字量と表現の難しさに直面します。
別の見方をすると、微妙なニュアンスや
複雑な表現・感情を一枚の写真で
訴えることができることになります。
そこで、この写真を利用するために戦略を練ってみましょう。

キーワードは
「コメを作ってくれている生産者の人柄が現れる顔」
「地中を何年もかけて上がってきた湧き水」
「会社の冬風景」
「仕事着姿の社長」
「杜氏頭の厳しい表情」
「米を運び込む厳粛な風景」
「米を仕込む活気あふれる流れ」
「湯気の立っている現場の静かな躍動感」
「醸造が進む力強い姿」
「酒のでき具合を真剣に見る人の目と鼻と舌」
「初めての利酒の不安と感動」
等々、

材料を選ぶ段階からこと細かに、
一枚ずつ伝えたいことを決め、
流れに沿って表現できるように
プロの写真家とタッグを組んで撮ってみましょう。

2つ目は「物語を作る」です。
これは長年の歴史の中で苦労した酒造りの物語です。
先代からの思いや、かたくなに守り続けた伝統、
時代の流れに沿い、伝統を守りながらも
お客さんの要望を聞き、より磨き上げられたお酒の物語です。
このお酒を飲む人が情景を想像しながら、
感動しながら飲めるお酒の物語が必要です。
この物語はこのお酒を飲んでくれた方が、
他の人に勧める時の大事なツールになります。

3つは「お酒の容器」です。
やはりお酒の容器がよくないと、
そのお酒を知らない人にはマイナスイメージになります。
お酒のおいしさを表現できる容器やラベルに思いを込めましょう。

他のおすすめ記事
136_お客様を感動させる物語
010_DMの開封率を上げる方法
112_太平洋ベルト地帯の反応率
069_試供品のDM
043_反応率が上がったイラスト


前の記事
096_シワ取りクリームのDM

次の記事
098_コンサルタントとは



このエントリーをはてなブックマークに追加
見積りフォームはこちらをクリック


このページの先頭へ

トップページへ

DM(ダイレクトメール)発送のコスト削減と発送作業の大幅な軽減「DM発送代行センター」