DM発送代行会社の 比較・分類
質問
お客様からの質問です。
「ネット検索でDM発送代行と検索するとたくさんのDM発送代行会社が表示されますがDM発送代行会社に
違いはありますか?」という質問です。
回答
私が「なぜ違いがあるか知りたいのですか?」とお聞きすると
「どのDM発送代行会社に見積もりを出してよいか分からないので」と言われます。
実際に結果から言うとDM発送代行専門店は
トップページで2社しかありませんでした。
そこで「DM発送代行」をネット検索で調べました。
PPC広告に表示されている会社の中でDM発送代行専門会社はありませんでした。
また、検索順位の1ページ目に表示されている会社の10位以内にDM発送代行専門会社が
2社表示されていました。
またDM発送代行会社では必須のプライバシーマークを取得していない会社もあります。
※検索日2020年10月30日
※Pマークはhttps://entity-search.jipdec.or.jp/pmark/topより検索
※業態はHPの会社概要を参考にしています。
DM発送会社の6形態
現在インターネットで「DM発送代行会社」と検索して表示される会社でDM発送代行専門会社はほとんどありません。 広告も含め1ページ目に表示されるDM発送代行専門会社は2社だけです。
「DM発送代行会社」で表示される会社の業態を調べると下記の会社がありました。
1 DM発送代行専門
2 広告代理店
3 宅急便を扱う会社
4 印刷会社
5 価格比較サイト
6 他業界の会社で一部DM発送代行業務を行っている
7 運送業者
1 DM発送代行専門
DM発送代行を主業務にしている会社になります。
DM発送代行も行っているが主業務になっていない会社や集客だけを行い、 下請けに仕事を投げ、自社は業務を行っていない会社は除きます。
DM発送代行会社も2種類あります。
・客様と直接取引きする会社 ・下請け仕事が主な会社
下記6業態からの下請け作業が主になります。
1 DM発送代行会社
2 広告代理店
3 価格比較サイト
4 印刷会社
5 ネット関連会社が集客だけ、 6 宅急便の発送代行会社
などからの仕事を下請けしています。
上記6種類の会社は自社で集客できる力があることが特徴です。
また、DM発送代行専門会社は下請けが主の会社が多いのも特徴です。
30年以上前のDM発送代行会社は存在自体が一般の人にはほとんど知られていませんでした。
そのころのDM発送代行会社は広告代理店などのDM発送を行う川上の会社からの下請けをする業界でした。
2 広告代理店
古くからある典型的なDM発送代行会社の形態です。
特徴としては、
・営業社員がいる
・企画から行える
・大量発送が得意(10万件あるいは100万件以上)
・WEB関連などの仕事もする
・その他の集客媒体も扱う
この形態をとる会社はDM発送代行会社は大手になる傾向があります。
理由は大量のDMを短期間に大量に処理する能力が必要なため、高額な設備投資をしている 会社になるためです。
そのため大量部数発送が得意な会社です。
3 宅急便(梱包発送代行会社)
主業務が梱包作業を行い宅急便で発送を行う発送代行会社です。
DM発送代行も行いますが主業務ではない場合があります。
DM発送代行だけの受注に対しては自社内で行う会社もありますが、他のDM発送代行会社に 丸投げすることがよくあります。
1個当たりの粗利額はDM発送代行に比べて宅急便が大きくなるため、どうしても宅急便の 発送代行が主になる傾向があります。
宅急便に同梱してDMを送る場合は、DM発送代金が必要なくなります。
DM発送代行業務はあくまでもサブ業務になります。
4 印刷会社
インターネットが普及する以前は、印刷会社がDM発送代行を付属業務として受けることがありました。
今では、印刷の仕事を受けるためにDM発送代行業務を業務の一環として受ける会社も増えています。
印刷会社のDM発送代行は印刷が目的で、DM発送代行は他のDM発送代行会社に丸投げすることもあります。
また封筒に封入する作業よりも、A4ハガキやA4圧着ハガキの発送を得意としているのも特徴です。
封筒にDMを封入して送る作業は、A4ハガキに宛名ラベルを貼るだけで終わる作業に比べて、 お客様とのやり取りが複雑になるため、DM発送代行業務の中心をA4ハガキとA4圧着ハガキに したい会社も少なくありません。
DM発送代行会社よりも川上にあたるため、DM発送代行会社が印刷会社の下請けになることが良くあります。
5 価格比較サイト
検索上位にホームページを表示させることが仕事のプロ集団が、「DM発送代行」「DM発送代行業者」 「DM発送代行 比較」など関係するキーワードで検索上位を狙い集客します。
検索で上位になることが目的のホームページになります。
また検索上位になれない場合はPPC広告を出し集客を行なっています。
案件は下請けのDM発送代行会社に丸投げし、手数料を取る仕組みです。
Google検索で「DM発送代行 比較」「DM発送代行おすすめ」と検索した時に表示されることが多い会社です。
手数料を稼ぐのが目的の会社ですので、現場作業には全く関係ない構造になります。
そのため、顧客は下請け会社と直接取引することになります。
価格比較サイトを利用したお客さんの話では下記の状態になるそうです。
・多くの会社から何度も電話やメールがくる
・値段交渉が一度で終わらない。
・対応に疑問がもたれる場合もある。
・受注結果を聞いてくる
・複数の会社から定期的に電話がくる
・比較サイトからDM発送代行以外の代行業務の営業電話がかかってきた。
DM発送代行比較サイトはDM発送代行だけでなく宅急便発送代行・ホームページ制作・システム開発 ・アプリ開発・リスティング代行・営業代行・FAXDM・勤怠管理システム・利厚生代行・SEO対策・ コールセンター・コピー機・複合機など様々な業種に展開し手数料を稼ぐことを業務としています。
6 主業務の他でDM発送代行業務を行っている
・インターネット専門会社がDM発送代行の集客を行う
・貿易関連の会社が貿易の仕事に絡めてDM発送代行をおこなう
・人材派遣の会社が、人材を有効活用するために行う
・DM発送業務を兼業できるような会社がDM発送代行を行う方法になります。
・通販会社が自社のDM発送代行の他に他社の作業も行う。
このようにDM発送代行を行う会社にもそれぞれの得意分野や特徴があります。
まとめ
同じDM発送代行会社でもそれぞれの特徴があります。
自社の目的により使い分けることができます。
DM発送だけを依頼するのであれば専門業者がおすすめです。
2万通以下発送の判断基準
・専任担当者(いつでも連絡OK、メール返信は3時間以内)・手作業の会社
・プライバシーマーク取得会社
・取引実績が多い会社
・取引会社に一部上場会社がたくさんある会社
・個人情報漏洩保険に加入
・進行状況をメールで知らせてくれる
・見積もり・問い合わせにメールが3時間以内に帰ってくる
・総見積額
・納期
上記の基準でDM発送代行業者を選ぶと失敗が少なくなります。
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