下請け構造の問題点
DM発送代行会社の多くは下請け業務を請け負っています。
DM発送代行会社を分類すると
・お客様と直接取引する会社
・下請け作業だけを行う会社
・下請け作業と直接取引の両方を行う会社
仕事の性質上、DM発送代行業界では多くの仕事が下請け仕事になります。
運送会社や広告代理店、印刷会社、コンサルタントから仕事を回してもらう構造です。
お客様と直接取引する会社の特徴
DM発送代行専門会社ではお客様と直接取引だけをする会社はほとんどありません。
特に100通などのDM発送代行業務をお客様との直接取引だけで行っているDM発送代行会社はほとんどありません。
お客様と直接取引を行う会社はDM発送代行が専門ではなく、
以下の仕事が主な仕事になる会社、あるいは複数の仕事を掛け持つ会社が多くなります。
・運送会社が発送代行
・広告代理業との掛け持ち
・コンサルタントが主な会社
・ホームページ作成会社
・ダイレクトメール企画作成
・市場調査を行う会社
・テレアポ会社
・FAXDM会社
・営業代行会社
・宅急便代行の会社
DM発送代行だけを行う専門会社がお客さんと直接取引をすることはほとんどありません。
構造上どうしても下請け作業になります。
またお客様と取引するためには営業が必要です。
この場合は営業社員が仕事を取りに行くため、人件費がかかります。
そのため発送数の多い仕事を取らなければ採算が合いません。
多額な設備投資を行い効率化している場合には特にこの傾向が強くなります。
別の形態としては多額な設備投資は行わずDM発送代行の仕事を全て下請けに出す会社もあります。
付属で小さな仕事を依頼された時には下請け会社に仕事を依頼すこともあります。
100通や200通の小さな発送数を直接取引で仕事を受けるDM発送代行会社は
コスト的に難しく、存続するのが難しいのが現状です。
お客様から仕事を得るためにはコストがかかるため金額が少ない案件は敬遠されがちです。
通常のDM発送代行会社であれば営業社員が営業に回ります。
しかし、営業社員を置かずに紹介とインターネットからの注文でコストを下げている会社もあります。
営業社員のコストが発生しないため100通などの小さなDM発送の代行もできます。
この形態が当社(メディアボックス)になります。
下請け作業中心の会社
仕事の中心が下請け仕事になるために下請け仕事が重要な位置になります。
下請け仕事が売り上げの多くを占めるDM発送代行会社の特徴は
・下請け作業が中心になる
・直接取引の体制ではなく下請け仕事の体制
・直接取引を行う専任担当者を置きにくい
すべてではありませんが上記のような傾向になります。
継続的に受けている10万通の下請仕事と、直接取引で1000通の仕事を受注した場合、
もしトラブルが発生し、納期に余裕がなくなりどちらかの仕事を優先しなければならない時には皆さんならどちらの仕事を優先しますか?
また下請け仕事はお客様と直接対応することがありません。
そのためお客様と直接対応できる専任担当者が通常置かれません。
下請け作業と直接受け仕事の両方を行う会社
下請け作業が中心で、直接受仕事も請け負うDM発送代行会社
反対に下請け仕事を減らして、直接取引する割合が多いDM発送代行会社もあります。
下請け仕事は定期的にあり、金額的にも大きい場合が多いのでどうしても下請け仕事が
中心になりがちのようです。
またいつでもすぐに連絡がつく専任担当者がいるかどうかがカギになります。
まとめ
お客様が安心して取引ができるDM発送会社は、何らかの下請け作業をしている会社ではなく、
お客様と直接取引だけを行っている会社が安心です。
また、実際にDM発送代行会社と取引が始まると、いろいろな問題が発生したり、急な連絡が必要になる事態が少なくありません。
特に初めてDM発送代行会社を使うときには問い合わせや、変更事項が増えますので注意してください。
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