USPよりも商品をレベルアップ
質問
私は大阪でコンサルタント会社を経営しています。
この道13年です。
今までにいろいろな業種や業態のコンサルに関わり、
それなりの成果は出してきたつもりです。
中には意見が合わず、途中で解約していただいた
例もありますが、全額返金しました。
最近は年齢の若い20代や30代前半の
社長からの依頼も増えてきています。
私が50歳を過ぎて、感覚が合わなく
なっているからでしょうか?
経営方針に納得がいかず、断る事例が増えています。
豊田さんは50歳を超えているとお聞きしています。
しかし、ネットや若い人とも平気で付き合える人と聞いています。
今増えている商品やサービスの根本的な価値よりも
売り方だけが優先される手法についてご意見をお聞かせください。
私が現状に追いついていけなくなっているだけなのか心配です。
回答
言われる通り、私は50歳を通り越して今54歳を迎えました。
ハゲをかろうじてこらえ、細身な体のおかげで
若く見られがちです。
しかし老眼も進み、徹夜がつらくなり、
集中力が低下していることを実感しています。
インターネットのセミナーなどに行くと、
私が最高齢者あることがほとんどです。
あるセミナーでは「この人何しに来たの」
的に見られているのをひしひしと感じることもあります。
しかし、まだ気持ちがわくせいか違和感なく参加しています。
若い人でもすごい人はすごいです。
今回のご相談内容は、私も感じていますので
感想を少し話させていただきます。
まず誤解がないように初めに一言。
私の関わってきた人や知り合った人の中だけの
判断ですので参考程度にとどめておいてください。
最近の若い人と言われると、
年齢的にいくつまでが若い人になるか
判断に困りますが、一応35歳ぐらいとします。
この35歳くらいまでの社長さんや
2代目さんなどと接していて感じることは
非常に合理的で、要領よく物事をこなす人が多いように感じます。
そして特に思うことがあります。
それはものすごい二極化をしていると感じます。
できる人はとんでもなく優秀で、
できない人はとんでもなくひどいように感じます。
昔のような、普通の人の割合が80%を
超えているような感じではなく、
できる人20%、できない人20%のように、
真ん中が少なくなってきている感じがします。
そして今回のクライアントの件ですが、
私的に言わせていただくと、売ることは重要です。
しかし売る商品やサービスはもっと大事です。
マーケティングを上手に行うということは、
良くも悪くも多くの人に広めることになります。
良いものを広めることは大変良いのですが、
悪いものを広めてしまうと大変なことになります。
最初に買っていいただくお客さんは、商品が自分にとって
本当に良いか悪いか分かりません。
ただ良さそうに感じた方を買うだけです。
しかし、2度目からは自分にとって良い商品か
悪い商品かは判断できます。
ここで悪い商品を販売していると、リピートが来ません。
リピートがある商品で、リピートされない状態は、
経営的に最悪な状態です。
よほど悪いことをしない限り、生き残るのは難しいでしょう。
悪い商品のUSPを考えるよりも、
良い商品にするために努力するほうが重要です。
最近はこの辺のところが、昔と逆転しているようです。
少し前までは(今でもありますが)商品さえよければ、
お客は向こうからやってくる
と考えていた時代とは大きく変わってきたと思います。
○○さんの感覚がずれているのでは決してないと思います。
やはり長く生き延びることができている会社には
それなりの良さがあると思います。
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