テストDMについて その1
あるコンサルトさんからの質問です。以下やり取りです。
コンサルタント:「豊田さん、クライアントと共にDMを毎月だして
6か月ほど続けているのですが、
反応率の落差が大きくて困っています。何かヒントもらえませんか?」
豊田 :「どれくらいの差が最大あるのですか」
コンサルタント:「0.3%~3%ぐらいあります。」
豊田 :「それはいいことではないですか。方向性が明確になって・・・・」
コンサルタント:「でもどうしてそのDMの反応率が良かったのか悪かったのか、
理由が分からなくなってきまして・・・・」
豊田 :「え! テストDMはしていないのですか?」
コンサルタント:「テストDMと言いますと・・・・」
豊田 :「DMを2種類以上作り、同時に発送する方法ですよ。」
コンサルタント:「そのテストですか!やっていませんね。」
豊田 :「あーそうですか」
コンサルタント:「今言われて気づきましたが、テストDMはやらないとまずかったですね」
豊田 :「テストDMはやらないと「バクチDM」になりますからね」
コンサルタント:「申し訳ないのですが時間を作っていただけませんか?
具体的な方法と今後について相談に乗っていただきたいのですが・・・」
という笑えない現実が実際にいくつもあります。
当社に初めてDMを出されるお客さんで、2種類以上のDMを出す「テストDM」を
行っている会社は10社に1社もないのが現実です。
DMを出す会社が大手であっても、
あるいはコンサルタントさんがついても結果は同じです。
なぜ最低2種類のダイレクトメールを出さないといけないのかというと、
比較ができないからです。
比較ができないとデータを取ることが出来ません。
この場合のデータとは反応率だけのデータではなく、
個々の状況により取れるデータです。
このデータを蓄積しておかないと、DMを出す時の反応率の予想が出来ません。
そして一番大切な、反応率アップ対策のデータを取ることがいつまでたってもできません。
「テストDMについて その2」へつづく
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